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アラ還の私が、小学生の頃に毎週夢中になって見ていたテレビアニメ「ベルサイユのばら」(1979~80年放映)、
先月半ばから、期間限定でYoutubeで全40話配信やっていますよ~。現在は11~15話配信中(2月7日まで)。ちなみに、1~4話は固定のようで、今も見ることが可能ですが、それ以外は毎週金曜日に更新されていくのでお見逃しなく。
劇場アニメ『ベルサイユのばら』公開記念の企画とのことですが、とにかく「ベルばらファン」にはありがたい~~😭
それにしても、50年以上たっても全く色褪せない「ベルばら」って本当にすごい!!!しかも、架空のオスカルやアンドレを登場させつつ、歴史に沿った物語として完結しているのですよね。

テレビアニメ「ベルサイユのばら」を見たのは、たぶん小学生以来!!キッチンで、夕食の準備をしながら見るつもりだったのですが、オープニング曲を聞いた瞬間にぞくぞくして鳥肌。調理しながら見るもんじゃない、ということで、週末午後の一人時間に見ています。うー、泣ける。
小学生当時は聞き逃していたようなセリフの一つ一つに、とてつもなく深い意味や歴史的な背景が散りばめられていて、改めて感動しています。
特に、先日見た第13話「アラスの風よ応えて…」は、歴史が動き始めるのを感じる重要な回でした。 領地の視察に出かけたオスカルとアンドレが、想像を超えた、領民の貧困を目の当たりにし、人々がルイ16世やマリーアントワネットへの失望や憎しみを感じ始めていることを知ります。
印象的だったのは、生死をさまよう我が子を医者に見せるお金もない農夫の言葉と、料理人の言葉。
「私には、わからない。こんなに一生懸命働いてどうして、どうして塩とジャガイモしか食えないのか…」
「私達フランス2000万国民のうち、貴族はわずか4%、後の96%の国民が、貴族と宮廷の生活を支えています。その96%のほとんどが貧しく飢えに苦しみ、病気になっても医者にもかかれない」
物価も税金もどんどん高くなり国民は貧困にあえぐ中、その税金で王族や貴族、高級聖職者は贅沢三昧
皮肉にも、今の日本の状況に余りにも重なっている、、、。どうしても今の日本を重ねながら各話を見てしまう。まさか50年経ってこんな思いで「ベルばら」を見ることになるなんて、泣けるわ。この後フランスは、歴史を大きく動かす革命へと進んでいくんですよね。

改めて漫画やアニメのもつ力を感じています。

考えてみれば、この「ベルばら」をきっかけにヨーロッパの世界史や地理に興味を持ち、本も読みました。独身時代には、同じくヨーロッパの歴史が好きだった母と二人でフランスへ。2人ですっかりパリの魅力にはまり、気づけばその後結婚するまで、5年も続けてパリを中心にヨーロッパ通い。
ベルサイユ宮殿、牢獄のコンシェルジュリー、処刑場だったコンコルド広場
マリーアントワネットの人生をたどる、今でいう聖地巡礼のような旅でした。いつかシェーンブルン宮殿にも行ってみたい。
ちなみに、当時は仕事が忙しくて帰宅も夜遅く、実家住まいだった私は、恥ずかしながら、食事などは本当に母におんぶに抱っこ。せめてものお礼にということで、夏になるとボーナスをつぎこんで母をご招待。(と言っても、今と比べると航空券もホテルも安かった👛)まだ仕事をしていた父はいつも留守番で、母娘の女二人旅は何とも気楽で楽しい時間でした。
こうして海外にちょこちょこ出かけていたことは、ウン十年前に渡英してイギリス生活を始めることのハードルを少なからず下げてくれたのかもしれません。ざっくりたどると、これは「ベルばら」のおかげ🌹🌹🌹
さてさて、明日7日には16~20話が配信予定。週末のお楽しみ。
ちなみに、第19話からは、総監督が出崎統さん(「あしたのジョー」「エースをねらえ!」等の監督)に交代しています。それまでの総監督、長浜忠夫さん(「巨人の星」「ど根性ガエル」等の監督)の時とは、全体の雰囲気が少し変わっていくのも「ベルばら」ファンにとっては見逃せないポイントです。
アニメや漫画を世に出すのは、スタッフの皆さんの並々ならぬご苦労があってのこと、昔は今よりも労働環境も厳しかったでしょうし、皆さんの熱意あってこその作品ですね。本当にこんな素晴らしい作品を作って下さって感謝感謝です。
