お正月には欠かせない千枚漬。数ある老舗漬物屋さんの中でも、私は西利の千枚漬の大ファン。
若い頃は、酢の物を含め酸っぱい物があまり好きではなかったのですが、この西利の千枚漬だけは別で、聖護院かぶらの上品な食感と昆布の香り、酢の塩梅も酸っぱすぎず甘すぎず、ちょうどいい。実家のお正月の定番メンバーで、おせちの横できらきらと白く輝いていました。スモークサーモンをはさんでアレンジもしていました。
イギリスでお正月を迎えるようになってから、あの千枚漬が懐かしくて作っているのが、こちらのホワイトターニップ(white turnip)というかぶの甘酢漬。聖護院かぶらに引けを取らない上品な食感が気に入っています。
ホワイトターニップ(white turnip)
年末にスーパーに行ったら、品薄状態。小さな(しかも傷だらけのローラ状態の)ホワイトターニップを何とかゲット。テニスボールよりやや小さめで、37ペンス(70円ほど)でした。小さいですが、子どもはあまり食べないので、お正月に食べる分にはこれくらいで我が家には十分です。
作り方も至って簡単!
時間がある時に甘酢を作って冷ましておきます。お正月はスモークサーモンのマリネや紅白なますなど、甘酢を使うことが多いので、私は多めに作って瓶に入れて保存しています。
甘酢の作り方(酢の塩梅はお好みで調整)
酢100㏄ + 砂糖大さじ2 + 塩小さじ1/2 をお鍋に入れて一煮立ちさせて冷ます。
甘酢が冷めたら、
・薄くスライスしたホワイトターニップ
・3㎝角程度の昆布(お好みで)
・輪切りの乾燥赤唐辛子 2,3個(お好みで)
をジップロックに入れて漬けるだけ。半日もすれば美味しく食べられます。甘酢を作るのが面倒な時は、市販のすし酢でもOKです。
たった70円ほどで味わえる、お正月にピッタリの甘酢漬。もしよければぜひお試しください!
ちなみに、ホワイトターニップの甘酢漬の横の丸い物は、(かなり雑な💦)ラディッシュの菊花。今年初めて作ってみました。縦横に切り込みを入れて甘酢に漬けこみ、盛り付け時に、柚子の代用としてレモンの皮を散らし、菊花に見立てます。菊花かぶは、長寿を願う縁起物と言われています。来年はもう少し丁寧に作ろ😅
以前は、かぶを料理に取り入れることは少なかったのですが(レパートリーが少ないので💦)、冬のかぶはとても美味しいので、最近はシチューや煮物などいろいろな料理にちょこちょこ取り入れながら季節の味を楽しんでいます。明日の七草がゆにも、七草の代用の一つとして入れる予定です。
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